作品名：女王のおきにいり
受賞者：桑畑美由紀様
作品説明：プラチナジュビリーのケーキコンテストで受賞した「レモンスイスロールアマレットトライフル」からヒントを得て作成。実際はレモンタルト。やはり女王はレモンがお好きかと思い、このケーキを紅茶で表現しようと思案。激甘のレモンカードをコールドブリューで出したティーソーダで、香りと爽やかさを表現。タルト生地はアッサムとアーモンドミルクで風味を再現しました。最初はティーソーダーを飲み、アッサムの香り高き味わいを楽しんだあと、かき混ぜてトライフルのようにお飲みください。薄まらないように氷は使わずに作りました。女王が選んでくれる味にしました。「甘い〜」と思われた方！！・・・それがイギリス本場の味です＾＾
審査員講評：コンセプトや素材の組み合わせ、ビジュアルなど全て斬新で「どんな味になるのだろう？」というワクワク感いっぱいの作品でした。作品の狙い通りに味が組み立てられている、オリジナリティーがある、作者の「好き」がビンビンに感じられるといったことが、受賞の決め手となりました。紅茶を炭酸出しにしたことで、全体に重くなりがちな素材を、クリームティーソーダーのような爽やかさを演出できたことも良かったのではないでしょうか。審査員３名がそれぞれレシピ通りに再現をしましたが、使用する生クリームやレモンカードの種類、炭酸出しの紅茶の分量によっても印象が変わると感じました。「甘い！ヘビー！これぞイギリス！」「レモンの酸味と炭酸が効いていて、思ったより爽やか」など味については印象が分かれました。気になる方はぜひ作ってみてください♪
レシピ：
材料
<グラス満水 220cc １杯分>
•アッサム炭酸水 120g
※ 炭酸水400mlにアッサム７gを使って抽出したもの。
※アッサム7gは、可能であればアッサムリーフ3g、アッサムCTC4gでブレンド
•凍らせた絞り出し生クリーム 5-6個
※ 100ccの生クリームにグラニュー糖0g-5gの割合で泡立て、直径2cmに絞り出して冷凍したもの
•アーモンドミルク氷 5-6個（約20-25g)
※無糖アーモンドミルクを小さめの製氷皿で凍らせたもの
※作品はセリアの星形製氷皿を利用
•レモンカード25g
※市販の場合、なるべく甘すぎないもの 推奨： チップトリー
•レモン、ミント飾り用 適宜
作り方
①紅茶を出しパックに入れ、熱湯大さじ２程度に浸し蓋をして3分蒸らす。
その後、炭酸水の中に茶液・ティーバッグを入れ、5時間以上冷蔵庫においてティーソーダーを作る。
※無糖炭酸水500ccのペットボトルから100cc取り除いた400ccに紅茶を入れる。
炭酸水をあらかじめ抜いておくのは液が溢れ出すのを防ぐため。
②アーモンドミルクを小さめ製氷皿（１粒2cmほどの大きさ）に入れ、冷凍する。
※大きい氷にするとなかなか溶けず、タルトの味わいが感じにくくなります。
③生クリームにグラニュー糖を加え泡立て、星口金で約2cmに絞り出し、冷凍する。
④グラスにレモンカード、アーモンドアイスキューブ(5、6個)の順に入れ、上からティーソーダ(約120g)を注ぎ、冷凍した生クリームを乗せる。
レモン、ミントを飾る。
